食品・農林水産業

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食品・農林水産業

Category : 政策

「国家の直接支払いによる農業保護政策は、すでにEU諸国やアメリカで広く実施されている。フランスでは農家収入の8割、スイスの山岳部では100パーセント、アメリカの穀物農家の収入は5割前後が政府からの補助金だという。」
農業者戸別所得補填制度のWikipediaページからの抜粋です。欧米では農作物の半分以上が税金で賄われているというのに、日本では今、米価調整も放棄されたのではと言われるほどの生産価格の下落が起こっています。食糧自給率を高めることは、安全保障の基本。農林水産業を守り、私たちの食べものと環境を守るために、社民党は以下の政策を進めます。

・株式会社の農業参入の全面自由化など、TPP参加を念頭に安倍政権が画策する新自由主義的な規制緩和を許さず、農林水産業の再生と農山漁村の発展に全力をあげます。

・安倍政権が掲げる「農業・農村所得倍増」は何の裏付けもない空約束でしかありません。社民党は戸別所得補償制度の法制化・拡充、環境支払の強化、飼料米・稲や米粉生産など水田の多面的利用の推進などで、食料自給率は「2020年に50%以上」を目指すとともに、特に若い世代が希望を持って農業に取り組める環境を整備します。

・小麦や飼料の20%以上を米粉や飼料米・稲でまかなう「田んぼの底力をいかす農業改革法」をつくります。

・農山漁村が大きな潜在力・供給力を有する太陽光・風力・小水力・バイオマス・地熱等の再生可能エネルギー資源の有効活用と、農林水産業の6次産業化をすすめます。

・担い手の育成・確保、優良農地の維持・有効活用を推進します。一般株式会社による農地取得や長期貸借、農業生産法人の出資要件緩和は厳しく制限します。都市農業の保全・振興をすすめます。

・自治体の農業担当や農業委員会の人員・体制を拡充、優良農地の確保と有効利用を促進し公的機能の発揮を強めます。農協改革は地域の人々との連携を強化するとともに、環境保全型営農活動の展開・指導、農村環境の保全など民主的な農協活動をめざします。

・直接所得補償制度の導入、飼料購入費の補助拡大など配合飼料価格安定対策、「肉用牛肥育経営安定特別対策事業(新マルキン事業)」補てん割合の10割引き上げなど、酪農・畜産振興対策を強化します。

・鳥インフルエンザや口蹄疫の監視・診断・防疫体制の拡充と迅速化、検疫官の増員など国外からの水際対策の強化、農家への補償、自治体の負担軽減などに万全を期します。

・「森林・林業再生プラン」を着実に実行するとともに、林業事業体・技術者・労働者の確保、間伐や路網整備など森林整備の推進、地域材・国産材の需要拡大と安定供給体制の確立を進めます。

・地域林業を指導する「フォレスター」「森林施業プランナー」や林業担当の市町村職員、現場技能者の育成をはかるなど、森林・林業人材育成対策に係る事業を拡充します。

・「改正管理経営法」を改め、国有林野事業職員の協約締結権の回復を実現します。

・山村振興策を強化します。2014年度で期限切れとなる山村振興法を延長し、地域の森林資源を十分活用した林業・木材関連産業の再生や木質バイオマス利用を推進するとともに、入札制度については競争参加資格を都道府県単位とするなど、林業の地元雇用を安定的に確保できる制度に改めます。林業に最低制限価格制度を導入し、行き過ぎた価格競争を抑制します。

・野生鳥獣害対策は、駆除や防止柵設置などハード面にたよるだけでなく、野生生物の多様性を守るための森林整備、エサを残さない取り組み、耕作放棄地の活用、科学的知見に基づいた被害防止策、個体群や頭数の管理と適切な狩猟、鳥獣保護員の増員・人材育成など自治体での鳥獣行政強化、狩猟者の育成・確保などを総合的にすすめます。

・国営諫早湾干拓事業については、環境破壊の原因解明と水産資源の回復に向けて、開門に関わる環境アセスメントの結果を受け必要な防災・営農対策を講じた上で、開門調査を実施します。

・水産物の安定供給維持と漁業者の所得向上へ「資源管理・漁業経営安定対策制度」を着実に推進するとともに、担い手確保・育成支援事業を拡充し、持続可能な水産業を確立します。

・原油・燃料高騰に当たっては、国の責任で燃料代の直接補てん、休業補償、燃料高騰緊急対策基金の改善などを行い、農林水産業者・農山漁村を守ります。

・食品添加物や残留農薬基準、遺伝子組み換え食品表示など、日本が独自に積み重ねてきた食の安全基準・規制がTPP参加によって緩和・変更されることは断じて認めません。

・米国が日本のTPP交渉参加条件とした米国産牛肉の輸入条件緩和を元に戻すとともに、全頭検査・トレーサビリティの徹底・全ての特定危険部位の除去・飼料規制などBSE対策を継続・強化します。米側が求めている、米国産牛を原料とするゼラチンやコラーゲンの輸入解禁は認めません。

・すべての飲食料品に流通経路を明確にする「トレーサビリティ制度」を導入します。外食・中食産業などでの原料原産地表示を義務化し、加工食品の原料原産地表示を大幅拡大します。表示義務の厳格化と対象範囲の拡大など、遺伝子組換食品への規制を強化します。輸入農畜産物・食品への監視・規制を強めます。



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